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日本の美を描く

画家 大久保信子

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わたしについて

  • 空の美しさに救われた

    私が住んでいる春日部の空は、雲の流れが速く、見るたびに表情が違います。子育てがきっかけで都内での仕事を辞め、春日部で介護の仕事をしていた時、高齢の方が抱える「生きていく上での苦しみ」に向き合い悩んでいました。ある日、訪問先から帰ろうと玄関のドアを開けた瞬間、空の美しさや花の美しさが目に飛び込んできました。うつむくことが多かった私は、そんな何気ない風景の美しさに気づき、救われました。それからは、空や花の美しさを絵で表現したいと思い、2015年くらいから春日部の空を描き始めました。

  • 金魚を描いている画像
  • 空をつなぐ

    春日部の空は、電線が無かったら海外の観光地みたいに見えるのに、と思っています。以前、パリで絵を展示するため、シャルル・ド・ゴール空港に降り立ち、景色を見ていたら、春日部の空とパリの空が連動して見えたのです。建物が低く空が広く見えるところは、春日部もパリも一緒。地平線の見え方も似ています。春日部の空をパリに展示して空をつなげたい、いつかそんな夢を叶えたいですね。

  • 夕焼け画像
桜の画像 桜の画像

concept

想像力をかきたて創造力を産む

「この絵を見ていると、絵の中に入り込んでしまったような錯覚をうける」と、絵を観に来たお客様からよく言われます。私の夕空の絵を見て、スペインのある市長は「スペインの故郷を思い出す。日本とスペインで共感出来る夕暮れだ」とおっしゃり、もう一人は、「君訪ぬ路の花守り猫のをり」と句が自然と出て来たとお話しくださいました。また、ある時は「エントランスに飾ってある桜の絵を観てインスピレーションが湧きました」と創作した詩を書いた手紙を送ってくださる方がいました。

桜によせて

さくら さくら
何と優しい言葉でしょう

さくら、さくら
何と懐かしい響きでしょう

凛として咲きほこり
一陣の風におしげもなく散る桜

そして根元には
無数の思いが眠っているのです

私の絵は、言葉や文化は違えど絵を通して共感し、自分の中にある古きよい記憶を思い出すタイムマシンになったり、想像力をかきたて新たな作品を産み出す力になったりするようです。そんな嬉しい感想を頂くと、私もまた想像の翼を広げどこにでも行けるような気分になります。

願わくば、私の絵を観た人それぞれが、自分の中に何かを見つけることができますように。

画家 大久保信子

空に龍の画像 空に龍の画像
  • profile

    artist

    大久保信子

    nobuko okubo

2014年より春日部のキャラリーカフェERにて個展、茶寮はなあゆにて展示、匠大塚本店にて個展開催。他県でも各地個展開催。

2015年
パリ国際サロンで優秀賞(水彩画)
2016年
現代パステル協会会友
2017年
イタリア美術賞入選(水彩画)
2018年
日本・スペイン国交150周年記念公式
イベント展示
2019年
問道・国際藝術展銀賞受賞
サロン・ドートンヌ入選

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